心理学を学ぶとどんなメリットがあるのか

学問をすぐに収入や実生活における利用に結びつけることを、過度なプラグマティズム(功利主義)と批判する人もいます。しかし実際に学ぶにあたっては、どのようなメリットが得られるのか気になるところでしょう。心理学を身につけると何かいいことがあるのでしょうか。

ピースサインをするスーツの男性
RRiceさんによる写真ACからの写真 
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人生を考える力が身に付く

大学などで基礎心理学をしっかり学べば、確実に論理的思考力が身につきます。統計的にどのような意味があるのかを考えて実験を組み立て、結果から論考を導き出す能力は、社会人になってから大いに役に立つでしょう。経営企画やコンサルティング、マーケティングには直接的に知見が活かされるはずです。それだけでなく、物事を筋道立てて考える思考力は、どのような場面でも応用がききます。

社会人になってから学ぶ人は、代表的な応用心理学である臨床心理学やカウンセリング心理学が中心になるでしょう。主な用途は心理療法です。心理療法には数百の流派があるといわれていますが、根底に流れる「傾聴」の精神と技法は、全てに共通しているといわれます。

傾聴では相手の気持ちに寄り添いながら、なるべく同じ目線で話を聞こうとします。それは相手(クライアント)の人生のあり方を一緒に考えるということです。ただ頭でっかちなだけではなく、心の機微に敏感でなければなりません。あるがままの現在を大事にすることは、冷静に物事を受け止め、次のステップに踏み出すということでもあります。

論理的なだけではなく、感情的な側面とともに、物事を根本から考える力が身につく学問は、おそらく心理学だけでしょう。

「臨床心理学とは?」という疑問について詳しく解説した記事はこちら

コミュニケーション能力が身に付く

傾聴のスキルが身につくと、対人関係をスムーズにしやすくなります。相手の話を聴くことができれば、どのような人でも相手できるようになるでしょう。親子関係、職場関係、友人関係など、あらゆる場面で役に立ちます。

仕事に活かせる

心の動きについての理論を知れば、自分自身の感情をコントロールするのも難しくなくなります。 怒りを制御する「アンガーマネジメント」を社内研修などで教える企業が増えているようです。

他にも集中力やモチベーションを高めたり、心身の健康を保ったりするために「セルフコーチング」や「マインドフルネス」が人気を集めています。

もちろん前述の思考力やコミュニケーション能力も、働く多くの場面で重要とされる能力です。

学んだことを職業にする

心理学の知見をスキルとして応用する職業は数え切れないほどあります。当サイトでは、なるべくその一つ一つを余すところなく伝えていきたいと考えています。興味があれば他の記事も見てみてください。

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この記事を書いた人
しんきゃり編集部

心理学やカウンセリングに関する仕事の実態と魅力を伝えることをモットーに、情報発信していきます。心理学科卒のライター、書籍編集者、産業カウンセラーなどが在籍。

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