第4回公認心理師試験の受験申し込みが2021年6月25日(金)に期限を迎える(当日消印有効)。 試験日は同年9月19日(日)だ。受験申し込みには申請書類が必要で、6月12日以降はインターネット申請ができず、郵送または東京都文京区にある一般財団法人日本心理研修センターの事務所で直接受け取る。
公認心理師試験は毎年8月から9月頃に行われる(第3回は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて12月に延期された)。合格率は第1回が64.5%、第2回が46.4%、第3回が53.4%と5割前後だ。第1回の合格率が高い理由は、臨床心理士有資格者による受験が多かったことが考えられる。
実務経験者向けの経過措置であるGルートによる受験は、2022年に行われる第5回公認心理師試験が最後となる。受験資格を得るために受講が必要な現任者講習会は、各団体で開催期間や申込受付期間が異なる。公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンターは6月21日に先着順で受付を開始した。公益社団法人日本精神科病院協会は6月23日時点で福岡県・東京都ともに追加募集を受付中で、こちらも先着順。日本心理研修センターは10月4日(月)に受付を開始する。
5年以上の実務経験を持つカウンセラーや医療・福祉関係者などで公認心理師の資格取得を目指している人は、2022年が学歴不問で受験できる最後のチャンスだ。現任者講習会は受講者が多く、抽選で外れたり先着に間に合わなかったりして希望通りに受講できないケースがある。まだ受講していない人は早めの申込をおすすめする。
参考:令和3年度開催公認心理師現任者講習会(厚生労働省)
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